丘のうえこどもクリニック

旭川市の 小児科なら 丘のうえこどもクリニック

〒078-8811 北海道旭川市緑が丘南1条2丁目3-13
TEL 0166-66-6006
※上記QRコードを読み取っていただきますと、一般の携帯からは携帯サイトが、スマートフォンからは、スマートフォンサイトが閲覧可能です。

麻疹について

平成18年の春に関東地方の大学生の間に流行し始め、休校する大学が相次ぎ、毎日のように新聞やテレビで取り上げられた時期がありました。その後1年半以上経過しても、まだ、断続的に流行は続いています。
北海道でも、札幌を中心として流行は続いていますが、幸いなことに、旭川ではまだ大きな流行はありません。しかし、2月に入り、旭川でも幼児や20歳代の若者の発症が報告されるようになりました。

<麻疹の症状>
 麻疹ウイルスの空気感染によって起こります。最初、咳がひどく、目やにも出ます。38~39℃の熱が3~4日続き、一時解熱後、再び39℃以上の熱が出始め、一緒に全身に細かな赤い発疹が出現します(一時解熱したときに、口腔内に細かな発疹が見られ、これをコプリック斑といいます)。熱は3~4日続き、赤い発疹は色素沈着を残し次第に消えていきます。肺炎や中耳炎、脳炎も起こすことがあります。熱がでている期間が長く、咳も多く、なかなか辛い病気です。

<ワクチンを接種していてもかかる?>
 今発症している方たちの(特に10歳代後半から20歳代)の半数以上が、麻疹ワクチンの接種歴がある方々です。ワクチン接種歴があっても、年数が経つうちに免疫が低下してしまい、うつってしまうのです。しかも、ワクチン接種歴のある方が麻疹を発症する場合、上記のような典型的な経過を取りません。これを「修飾麻疹」と呼んでいますが、臨床症状のみでは確定診断はつけられないことが多く、血液検査の結果を待たねばならぬこともしばしばです。結果がでるまでの4~5日間は、流行の蔓延を防ぐため、自宅待機としていただかなくてはなりません。

<麻疹風疹混合(MR)ワクチン定期接種の追加について>
 より確実な免疫をつける目的で、平成18年6月より、年長児(5~6歳児)に麻疹風疹混合(MR)ワクチンの追加投与がなされるようになりました。また、今年の4月からは、中学1年生と高校3年生を対象とした追加接種も始まります(無料です。接種券は予防接種を行っている各医療機関窓口にあります)。この追加接種は、平成18年時点の年長児が中学1年生になるまでの、5年間限定の事業です。したがって、平成20年4月時点で高校を卒業してしまった方々は、対象外となってしまいます。自費となってしまいますが、大学や職場での感染を防ぎ、また自らが感染源となってしまわないよう、麻疹の抗体価の測定し、もし抗体が低ければワクチンの接種をお勧めします。